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Japan Association for Educational Technology

会長あいさつ

3期目にあたって
          JAETは「教育の情報化」の普及に貢献する組織でありたい

日本教育工学協会会長/横浜国立大学 大学院教育学研究科高度教職実践専攻長・教授 野中 陽一

日本教育工学協会長 野中陽一

 2期4年間、皆様のご支援、ご協力により、会長を務めることができましたことを心より感謝申し上げます。と同時に、この任期中に会長を含む役員の世代交代を進めることができなかったことをお詫びいたします。JAETの未来を考えるならば、GIGAスクール構想が動き始めているこの時期に私が果たすべき役割は、次期役員が期待される方々に積極的にJAETの運営に関与していただき、事業の充実を図りつつ新たな取組に挑戦することを支援し、次期体制に円滑に移行できるようにすることであると認識しております。

 新型コロナウィルスの影響で、日本教育工学会(JSET)全国大会はオンラインでの試行開催を実施し大成功を収め、休業となった学校では、オンライン授業や様々な団体や企業が提供する教育用コンテンツ等の活用が進められています。
 JAETとしても、こうした取組を継続的に行うことが、結果的に学校教育の情報化への貢献に繋がると考えています。既に、JAET全国大会での研究発表や「教育の情報化」実践セミナーは、すべての方が参加可能となっており、全国大会の論文集やニューズレターも無償で公開するなど社会に開かれた活動となっております。さらに、学校情報化認定も開始から6年が経過し、優良校の認定(再認定を含む)は880校を超え、先進校24校を表彰、先進地域の認定(表彰を含む)も14地域(2020年3月末時点)となりました。今後は、参加が難しい方々に対応するため、「教育の情報化」実践セミナーのオンライン開催(2020.3.21実施)をはじめとしてJAET全国大会でのオンライン発表の場の提供等にも取り組んでいくことになるでしょう。

 こうした活動を無償で実施できるのは賛助会員の企業等の皆様のおかげであるとともに、役員の皆様のボランティアによるものでもあります。全国大会、「教育の情報化」実践セミナーの企画、運営、学校情報化認定における審査等、年々業務が拡大しています。それでも、多くの方々のご尽力で事業が進められておりますが、様々な観点からJAETの事業を見直す時期でもあると考えています。
 そこで、JAETの将来構想を検討する委員会を常任理事会のもとに設置し、1年程度で今後の事業や体制等の在り方について議論していく予定です。この中で、ぜひ考えたいことは、「令和時代のスタンダードとしての1人1台端末環境」が整備されるプロセスで、若手教員(場合によっては大学生等も含めて)や教育の情報化に関心がなかった先生方や教育委員会の情報担当者、学校管理職等へのアプローチ、こうした方々を対象としたJAETの新たな取組です。そのためには多くの地域の研究会等に団体会員になっていただくことも課題です。
 学校情報化先進地域を「学校情報化優良校の割合が80%以上であること」としているように、地域全体に普及していることにも『先進』の意味が込められていると考えています。

 JAETは「教育の情報化」の普及に貢献する組織であり、あるべきなのではないでしょうか。

 今後の2年間、JAETが「教育の情報化」に貢献できるよう努力して参りますので、どうかみなさま方のご理解、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

2020年5月

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