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Japan Association for Educational Technology

セミナー・イベント

「教育の情報化」実践セミナー 2015 in 富山
 「広げよう学びの世界−Innovation & Challenge in Toyama −」 開催報告

 “「教育の情報化」実践セミナー2015−広げよう学びの世界−Innovation & Challenge in Toyama −”を富山市の富山大学 学生会館で開催しました。

セミナー風景
セミナー風景
 
 本セミナーは、「第36回北陸三県教育工学研究大会富山大会」と併催されました。
 木原副会長(大阪教育大学教授)と山西常任理事(富山大学)による開会の挨拶、研究発表1〜3で13事例の報告、そして実践報告では金沢市立安原小学校と教諭)を富山大学発達科学部附属小学校の各実践報告が行われました。また、15社の協賛企業による教育用機器やコンテンツの展示があり、有意義なセミナーとなりました。

寒い中、ご参加いただきました皆様、セミナーの開催・運営にご協力頂きました協賛企業および高橋准教授を初め富山大学の皆様に深く感謝申し上げます。

日時:  平成27年2月14日(土)
会場: 富山大学 学生会館
主催: 日本教育工学協会(JAET)
共催: 一般社団法人 日本教育情報化振興会(JAPET)
石川県教育工学研究会,福井県教育工学研究会
金沢大学人間社会学域学校教育学類附属教育実践支援センター
福井大学教育地域科学部附属教育実践総合センター
後援: 富山県教育委員会
参加者: 小学校・中学校・特別支援学校の教員、大学研究者、学生、関連企業など約140名(講師、展示関係者、スタッフを除く)

 プログラム

(以下、敬称略)

司会 高橋純(JAET理事 富山大学准教授)

 ◆ 開会行事

開会挨拶とセミナーの主旨説明が行われました。
挨   拶  木原 俊行(大阪教育大学教授、JAET副会長)
主旨説明  高橋純(JAET理事 富山大学准教授)
司会の高橋先生 司会の高橋理事 開会挨拶の木原副会長 開会挨拶の木原副会長
挨拶の山西常任理事 挨拶の山西常任理事

 ◆ 研究発表1

 K1 情報リテラシー教育に関する日英比較〜新教科Computingとの比較から〜
  ●三好勝利(富山大学)さんからの報告
三好勝利(富山大学)からの報告
三好勝利からの報告
 「情報リテラシー教育に関する日英比較〜新教科Computingとの比較から〜」をテーマに、日英の情報教育カリキュラムの特徴を明らかにするために、両国のカリキュラムとテキストの比較を行い、その結果について報告がなされました。

 K2 教員による漢字指導が児童の漢字学習の達成度に及ぼす効果
  ●長勢美里(富山大学)からの報告
長勢美里(富山大学)の報告
長勢美里からの報告
 「小学生を対象に実施した漢字実態調査の正答率が、日頃から教員が行っている漢字指導法やその頻度、あるいは教員の属性と、どのようにな関係があるかについて検討を行った報告がなされました。

 K3 陸上教室におけるタブレット端末を活用した関わり合い指導
  ●大崎航志(金沢星稜大学)からの報告
大崎航志(金沢星稜大学)からの報告
大崎航志の報告
 発表者が参加している子ども向けの陸上教室には、異学校・異学年の様々な子どもが集まってくる。週に1回約2時間しか活動をしないので、子どもたちの人間関係が希薄と感じた。子ども同士がもっと関わり合うことが、陸上運動の技能向上に役立つと考えた。そのため、人間関係が希薄な子ども同士の関わり合いの媒体としてタブレットを活用した。その結果、子ども同士の関わり合いが増えた報告がなされた。

 K4 言語活動を促すアプリを使った実践とその際の留意点
  ●表克昌(氷見市立宮田小学校)からの報告
●表克昌(氷見市立宮田小学校)からの報告
表先生の報告
 タブレットPCを使って、言語活動を促すアプリを活用することでより効果があるのではないかと考え、実践してきた中で明らかになってきた留意点を報告された。

 K5 算数科デジとタル教材の活用例における学習活動の配列パターンの整理
  ●堀泰洋(富山市立神通碧小学校)からの報告
堀泰洋(富山市立神通碧小学校)からの報告
堀先生の報告
 小学校4〜6学年算数科を対象とした月校放送番組野中のデジタル教材を用い、短時間での確実な習得や活用を目的とした81の活用案を作成した。その内容を構成する4つの要素の配列で分類したところ、大きく4つのパターンに整理したことを報告された。

 ◆ 研究発表2

 K6 3Dプリンタによる分子モデルの制作と、触って学ぶ分子モデル教育の実践
  ●吉村忠与志(福井高専)
吉村先生の報告風景
吉村先生の報告
 3Dプリンタの活用法を教育現場で模索している中で高校の化学教育において、パソコン面で立体的な分子モデルを可視化することは行われている。それはバーチャルな学習である。3Dプリンタを用いて3D分子モデルを作り、それを生徒に触らせることによって分子結合のしくみを理解させる教育改善を試みたことを報告された。

 K7 自閉症・情緒障害学級で発表が増えるICTを使った複式の道徳授業
  ●川口達実(射水市立太閤山小学校)からの報告
川口先生の報告風景
川口先生の報告風景
 自閉症の児童にとって、社会性が乏しい特質のため、気持ちを問う発問には黙ってしまう。そこで、ねらいとする価値に迫るために、ICTを使って資料提示・発問を行うことで、子どもが発表出来るようになるのではないかと考え実践してきた。その中で明らかになってきた留意点を発表された。

 K8 児童の解決意欲を高めるためのタブレット端末の効果的な活用
  ●新宅常朗(福井市立清明 小学校)からの報告 
新宅常朗(福井市立清明 小学校)からの報告 
新宅先生の報告
 タブレット端末は、携帯性に優れ操作性が良く個別での学習に適している。また、モニター出力により、大型画面に投影でき、画面での拡大・縮小が容易で、全体での学習にも適している。アプリケーションも機能が充実し、静止が動画、音声、アニメーションなども取り組むことが可能である。タブレット端末の特徴や利点を生かし、授業の中で、児童の解決意欲を高める学習ツールとして活用できないかと考え、教材開発や提示方法などを工夫した。特に、問題把握や問題解決の場面では、その有効性を発揮することが出来たことを発表された。

 K9 ICT教育を広めるための福井県教育工学研究会の取り組み
  ●佐々木裕子(福井県教育工学研究会)からの報告 
新宅常朗(福井市立清明 小学校)からの報告 
佐々木先生の報告
 福井県教育工学研究会のここ数年の活動について、中でも、教職員向けに開催されたH25/H26教育フォーラムUについて、アンケート結果等をご紹介いただいた。

 ◆ 研究発表3 
   K10 英語活動におけるタブレットPCの活用
          〜アートマイル壁画プロジェクトの取り組みから〜

  ●飯田淳一(内灘町立清湖 小学校)
飯田先生の報告
飯田先生の報告
 アートマイル壁画プロジェクトに参加し、フランスの小学校と交流学習に取り組んでいる。9月から、英語での自己紹介ビデオ、日本の紹介ビデオ、壁画の説明ビデオを作成して相手校に送った。ビデオ作成にあたり、英語の発音練習、及び撮影の場面タブレットPCを活用した。個々に応じた練習用のビデオをもとに練習したことと、ビデオ撮影し自分の発音を確認できることにより、児童の英語活動に対する意識に変化が見られたことをご紹介いただいた。

 K11 全校で取り組む「ICTがあってよかった!」−ICT機器を用いた授業デザインの構築−
  ●岡田仁志・北村拓也(奈良市立佐保小学校)からの報告 
岡田仁志(奈良市立佐保小学校)からの報告 
岡田先生の報告
北村拓也(奈良市立佐保小学校)からの報告 
北村先生の報告
    タブレット端末は、携帯性に優れ操作性が良く個別での学習に適している。また、モニター
   出力により、大型画面に投影でき、画面での拡大・縮小が容易で、全体での学習にも適して
   いる。アプリケーションも機能が充実し、静止が動画、音声、アニメーションなども取り組
   むことが可能である。
    タブレット端末の特徴や利点を生かし、授業の中で、児童の解決意欲を高める学習ツール
   として活用できないかと考え、教材開発や提示方法などを工夫した。特に、問題把握や問題
   解決の場面では、その有効性を発揮することが出来たことを発表された。

 K12 富山大附属小の授業におけるICT活用の現状と課題
  ●鼎裕憲(富山大学附属 小学校)
鼎先生の報告
鼎先生の報告
 2015年10月9、10日に行われる善に津ぽん教育工学研究協議会全国大会に向けて、2014年9月より児童用タブレット(TPC)40台とそれらを運用するためのPC、電源保管庫等を借り受け授業におけるICTの活用はどうあればよいかの実証研究を行っている。児童が日頃からTPCを使い慣れることに加え、自分の考えをつくったり、表現する場でTPCの有効性について提案する。

 K13 タブレットPC導入段階における教師のICT活用スキルの変化
  ●田村啓(富山市立芝園小学校)
田村先生の報告
田村先生の報告
 先生方のICT活用指導スキルを、「学習ルールを定着させるスキル」「課題(資料)提示スキル」「考えを関わらせるスキル」の3つを上げ、日常の授業実践の活用場面から具体的にご紹介いただきました。

 ◆ミニ講座

 「学校情報化認定を受けよう」
  ●木原俊行・大阪教育大学・教授/JAET副会長)からの紹介
紹介"木原俊行・大阪教育大学・教授/JAET副会長)からの紹介"
木原先生からの紹介
 JAETが実施している「学校情報化認定」事業の概要を紹介し、会場にご参加の先生方に実際に学校の状況を診断した。診断結果について、周りの先生方同士で現状をレベルアップするためにはどこをどうすれば良いのか、フリーディスカッションをし、意見交換した。診断することにより、各学校の強みや弱みが見えてくるというお話をいただき、登録申請を勧めていただいた。

 ◆ 実践報告

 J1 「タブレット端末×授業支援ソフト」を活用した実践
  ●小林祐紀(金沢市立安原小学校教諭)からの報告
三好勝利(富山大学)からの報告
小林先生からの報告
 タブレット端末と授業支援ソフトを活用した実践として、第6学年社会科「長く続いた戦争とくらし」という単元の事例を紹介いただいた。
 戦時中のくらしの様子を、各グループごとに与えられた4つの課題「街の様子」「食事や衣服」「学校生活」「勤労動員」を調べ、調べたことをそれぞれのタブレット端末でまとめる。まとめたことを、4つのタブレットを合体し、4画面結合で、、当時の生活の全体像としてまとめあげていくという実践であった。

 J2 「小学校算数指導用デジタル教科書を活用した実践について」
  ●前田正秀(富山大学発達科学部附属小学校教諭)からの報告
前田正秀(富山大学発達科学部附属小学校教諭)からの報告
前田先生からの報告
 図形の単元において、東京書籍(株)の小学校算数指導用デジタル教科書を活用した実践を紹介された。教科書のイラストを切り取り、オリジナルの画面を作れるという実践を紹介された。

 ◆ 講演

 「広げよう学びの世界」
  ●山西潤一(富山大学人間発達科学部・教授/JAET常任理事)からの発表
山西潤一(富山大学)からの報告
山西先生の発表
 来年度のJAET全国大会富山大会のテーマを講演テーマとして、発表された。
富山大会のテーマについて、「ICT」という言葉はとろう、教育工学を発信していこう、基礎・基本の使い方やチャレンジの使い方は、イノベーションとチャレンジとして発信していこうと検討し、決めたそうだ。
 「教育の情報化」は何のためにするのか?それは、次代が求める能力開発であったり、21世紀型スキルアップのため、個別学習/協働学習を深めていくことが考えられる等お話しいただいた。

 ◆ 閉会行事

 挨拶
  ●黒田 卓(富山大学総合情報基盤センター センター長/JAET副会長)

 ◆ 企業展示
  以下の15社から出展いただきました。
  ありがとうございました。(50音順)
「企業展示」
  ・株式会社内田洋行
  ・エプソン販売株式会社
  ・株式会社エルモ
  ・株式会社ジャストシステム
  ・sky株式会社
  ・スズキ教育ソフト株式会社
  ・ダイワボウ情報システム株式会社
  ・チエル株式会社
  ・東京書籍株式会社
  ・パナソニックシステムネットワークス株式会社
  ・広島県教科用図書販売株式会社
  ・株式会社フルノシステムズ
  ・ラインズ株式会社
  ・リコージャパン株式会社富山支社
  ・理想科学工業株式会社