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Japan Association for Educational Technology

セミナー・イベント

「教育の情報化」実践セミナー 2015 in 高知
 「21世紀型学力の育成を目指した授業づくり−ICT活用による協働学習の充実−」 開催報告

 “「教育の情報化」実践セミナー2015in高知−「21世紀型学力の育成を目指した授業づくり−ICT活用による協働学習の充実−」”を高知市の高知大学 朝倉キャンパスで開催しました。

セミナー風景
セミナー風景
 木原副会長(大阪教育大学教授)による開会の挨拶があり、島田先生から本セミナーの趣旨説明がございました。
 放送大学の中川先生にご講演いただき、実践報告Iでは、高知県内の研究発表3事例の報告、そして実践報告IIでは、協賛企業様との研究発表2事例の報告がございました。
 また、今回初の試みで、協賛いただいた企業の皆様に、今回の展示している製品の紹介が行われました。
合わせて10社の協賛企業による教育用機器やコンテンツの展示があり、有意義なセミナーとなり、約100名の先生方にご参加いただきました。

暑い中、ご参加いただきました皆様、セミナーの開催・運営にご協力頂きました協賛企業および島田先生をはじめ高知大学の皆様に深く感謝申し上げます。

日時:  平成27年7月26日(日)
会場: 高知大学 朝倉キャンパス
主催: 日本教育工学協会(JAET)
共催: 一般社団法人 日本教育情報化振興会(JAPET)
高知大学教育学部附属教育実践総合センター、KITKAT(高知IT活用)研究会等
後援: 高知県教育委員会、高知市教育委員会、高知県教育工学研究会
参加者: 小学校・中学校・特別支援学校の教員、大学研究者、学生、関連企業など約100名(講師、展示関係者、スタッフを除く)

 プログラム

(以下、敬称略)

司会 島田 希(高知大学講師)

 ◆ 開会行事

開会挨拶とセミナーの主旨説明が行われました。
挨   拶  木原 俊行(大阪教育大学教授、JAET副会長)
主旨説明  島田 希(高知大学講師)
開会挨拶の木原副会長 開会挨拶の木原副会長 司会の島田先生 趣旨説明の島田先生

 ◆ 基調講演

 「ICT活用による協働学習の充実」
  ●中川一史(放送大学・教授/JAET常任理事)からの発表
中川一史(放送大学)からの報告
中川先生の講演
 協働の場を成立させるためには、コミュニケーション場面の「からみ」と子どもの思考の「ゆらぎ」が必要であるということ、さらには、想起、拾い上げ、ほめ、通訳といった「教師の出」が鍵となるということについて、事例をもとに解説いただきました。さらに、「見やすい」「書き込みやすい」といったICTの特性を生かすことで、「思考の可視化」が促されるということ、そして、こうした利点を生かすためには、教科・領域の特性ともにあわせてた授業デザインが検討される必要があると、その充実にむけた指針が示されました。

 ◆ 実践報告T

 ICTを活用した授業実践〜電子黒板とデジタル教科書を活用して〜
  ●野村美和(いの町立伊野南小学校)先生からの報告
野村美和(いの町立伊野南小学校)さんからの報告
野村美和先生からの報告
 「特別支援教育を視点においた授業改善」を研究主題に設定し、ユニバーサルデザインの授業づくりに取り組んでいる報告がなされました。
 その中で、みんなが「わかる・できる」授業の創造として、個に応じた支援・電子黒板を有効に活用した視覚支援・子供の実態に合わせた教材教具の工夫・効果的な学びアイの工夫などを研究されています。ここでは、その中でも電子黒板やデジタル教科書を活用した実践の報告をしていただきました。

 自分の考えを持ち、ともに学びあう子どもの育成〜ICTを道具として活用できる環境整備が
 教員・児童の活用能力を高める〜

  ●久保 幸(南国市立久礼田小学校)先生からの報告
久保 幸(南国市立久礼田小学校)先生の報告
久保 幸先生からの報告
 「地域雇用創造ICT絆プロジェクト」のモデル校として3年間の指定を受け、取り組まれた実践です。4年生から6年生には、1人1台の児童用タブレットがあり、教室内では無線LANでつながっています。また、教室には77インチのスライド式電子黒板が備えつけられているという恵まれた環境の中ででの取り組みを紹介いただきました。

 地域と共に〜大川村の未来を支える子どもの育成〜
  ●吉田マリア(大川村立大川小中学校)先生からの報告
吉田マリア(大川村立大川小中学校)先生からの報告告
吉田マリア先生からの報告
 大川村立大川小中学校は、高知県の最北端に位置し、小学生17名、中学生17名の小規模校です。今年度より、大川村教育委員会からICT活用教育研究指定を受けました。また、ICT支援員も配置され、今年度の研究主題「探究心を持って主体的に学ぶ子どもの育成〜書く力の育成と授業改善、家庭学習の充実を通して〜」をもとに、3年間計画での研究が始まりました。これまでの実践と今後の展開を中心に報告していただきました。

 ◆ 実践報告U

 高学年社会科デジタル教科書を活用した授業実践
  ●増井泰弘(丸亀市立郡家小学校)先生/東京書籍からの報告
増井泰弘(丸亀市立郡家小学校)先生からの報告
増井泰弘先生からの報告
 デジタル教科書を活用することで、児童にとってはイメージしにくいものをより具体的に掴ませることができる、さらには全員参加の手立てとなるといった利点が示されました。加えて、授業デザインとの関連において、デジタル教科書の機能を取捨選択することの重要性をご紹介いただきました。

 
  ●山本直樹(京都市立桂徳小学校)先生からの報告
 練り合い学習支援ソフトLagoon(ラグーン)を用いた授業実践について報告がありました。
 タブレットを活用することで資料の細かな部分まで見えるることができるという利点のほか、
 児童自身がソフトを使いこなし、意見交流している様子が示されました。

 ◆対談「ICT 活用による協働学習を充実させるポイント

 「学校情報化認定を受けよう」
  ●中川一史(放送大学)先生× 木原俊行(大阪教育大学)先生
紹介"中川一史(放送大学)先生×
中川一史先生と木原俊行先生の対談
 中川一史氏と木原俊行氏による対談では、「ICT活用による協働学習を充実させるポイント」が整理されました。まず、木原氏より、「21世紀型能力」の枠組みにもとづいて、実践報告T・Uの取り組みが特徴づけられました。次に、中川氏より各実践において、思考の可視化を促すツールとしていかにICTが活用されていたのか、その特徴が整理されました。加えて、協働学習のレパートリーやそれを充実させる教師のはたらきかけについての意見が交わされ、参加者は本セミナーで得た知見を改めて整理するよき機会となりました。

 ◆ 企業展示
  以下の10社から出展いただきました。
  ありがとうございました。(50音順)
「企業展示」
  ・チエル株式会社
  ・東京書籍株式会社
  ・株式会社NSD
  ・光村図書出版株式会社
  ・パイオニアVC株式会社
  ・日本文教出版株式会社
  ・株式会社ジェイアール四国コミュニケーションウェア
  ・スズキ教育ソフト株式会社
  ・株式会社ベネッセコーポレーション
  ・エプソン販売株式会社