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2026年度の「第52回全日本教育工学研究協議会 高知・香美市大会」のワークショップの申込が始まりました
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JAETニューズレター No.160をお届けします.
2026年度の「第52回全日本教育工学研究協議会 高知・香美市大会」のワークショップの申込が始まりました.
今年度も,学校現場の目線に立った豊かなワークショップが揃っています.奮ってご参加ください.
公益財団法人著作権情報センター発行の広報誌「コピライト」2026年9月号に,新津勝二氏(公益財団法人教科書研究センター事務局長・JAET監事)によるエッセイ「『教科書を使って探究学習コンクール』で見えた著作権処理の課題と展望」が掲載されました.学校教育における教材利用の現状と,運用面での改善の方向性について論じています.ぜひご覧ください.
連載「OECDティーチングコンパスをひもとく」は第5回をお届けします.今回は「「主体的な学び」を支える教師とは― Learning CompassとTeaching Compassをセットで読むというテーマで,東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科/静岡県富士市立岩松中学校 遠藤みなみ先生に解説していただきました.これからの教師のありようを検討する記事となっております.
連続コラム企画「今,この先生に話を聞きたい」では,和歌山大学教職大学院の豊田充崇先生から,『和歌山県「教育の情報化」授業研究会』についてご紹介をいただきました.研究会のこれまでのあゆみや思いをご紹介いただいています.
教科書研究センターでは,創立50周年記念事業環として,「教科書を使って探究学習コンクール2026」を実施(単年度)しています.こちらも奮ってご参加ください.
学校情報化認定では,新たに認定された優良校のご紹介をしております.
それでは,今号も最後までお楽しみください.
広報委員会
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第52回全日本教育工学研究協議会全国大会 高知・香美市大会のワークショップの申込が始まりました
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2026年度の「第52回全日本教育工学研究協議会 高知・香美市大会」のワークショップの申込が始まりました。
https://smartconf.jp/content/jaet2026/workshop
本大会では、2日目にワークショップを行います。ワークショップは、JAETが実施している「教育の情報化実践セミナー」のように、 企業が開発した教育システムや教育用アプリケーションの実践事例を実践しておられる学校の教員と企業の方が協力して、 その可能性や課題 について発表・議論するために開催いたします。奮ってご参加ください。
参加申込はこちら(https://smartconf.jp/content/jaet2026/registration)からお願いします。
*大会に関する最新情報は,こちら(https://smartconf.jp/content/jaet2026/)から随時ご確認ください。
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著作権情報センター広報誌「コピライト」に本協会関係者の寄稿が掲載されました
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公益財団法人著作権情報センター発行の広報誌「コピライト」2026年9月号に、新津勝二氏(公益財団法人教科書研究センター事務局長・JAET監事)によるエッセイ「『教科書を使って探究学習コンクール』で見えた著作権処理の課題と展望」が掲載されました。
本稿は、公益財団法人教科書研究センターが主催する「教科書を使って探究学習コンクール」に関連して開催されたウェビナー(全4回)の準備過程で直面した、著作権処理の実務上の課題を整理したものです。学校教育における教材利用の現状と、運用面での改善の方向性について論じています。
詳細は著作権情報センターのウェブサイトをご覧ください。
https://acrobat.adobe.com/id/urn:aaid:sc:ap:0ca46c83-3275-4690-9bea-f17ff8552a8f
なお、ウェビナーの記録動画については、公開の可否を主催者と調整中です。公開が決まりましたら改めてお知らせします。
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(解説)OECDティーチングコンパスをひもとく(5)「主体的な学び」を支える教師とは
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会員の皆様に解説記事をお届けする企画です。今回は「OECDティーチングコンパスをひもとく」シリーズをお送りします。東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(博士後期課程)に在籍する学生たちに解説を担当していただきました。それぞれが関心をもった考え方や用語についてご紹介いただいております。最前線で学術研究に取り組む学生たちが、何に興味をもっているのか、ぜひご期待ください。
広報委員会
「主体的な学び」を支える教師とは― Learning CompassとTeaching Compassをセットで読む
東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科/静岡県富士市立岩松中学校 遠藤みなみ
OECDは、2019年に、学生が2030年以降に成長するために必要なもの、例えば学生の主体性、学生の幸福、そして必要な能力(知識、スキル、態度、価値観)の種類などについて、幅広いビジョンを示す「Learning Compass 2030(学びの羅針盤)」として公表しました。
Learning Compassが「学習者の羅針盤」だとすれば、Teaching Compassは、「その航海を支える教師自身の羅針盤」といえるのかもしれません。
OECDはLearning Compassにおいて、「生徒エージェンシー(Student Agency)」を重要な概念として位置づけています。これは、「自ら目標を設定し、振り返り、責任をもって行動し、よりよい変化を生み出す力」です。
日本でも、学習指導要領改訂以降、「主体的・対話的で深い学び」、「探究」、「個別最適な学び」、「協働的な学び」など、「子どもの主体性」を重視する方向へ教育観が大きく転換してきました。
教師であれば、子どもが自ら学びたいと目を輝かせたり、何かに没頭したりする姿に、大きな価値を感じるものではないでしょうか。そして日本には、子どもの主体性を育む教育について、長年にわたり授業研究を積み重ねてきた歴史があります。
一方で、ここで改めて考えたい問いがあります。「子どもに主体性を求める教師自身は、主体的に働くことができているのだろうか」という問いです。
OECDがTeaching Compassを提案した背景には、まさにこの問題意識があります。Teaching Compassでは、Learning Compassを実現するためには、教師自身もエージェンシー、コンピテンシー、ウェルビーイングを保障される必要があると述べられています。
Teaching Compassでは、「Learning Compassを実現するためには、教師自身もエージェンシー、コンピテンシー、ウェルビーイングを保障される必要がある」と述べられています。
つまり、「学習者にAgencyを求めるなら、教師にもAgencyが必要」「学習者にWell-beingを求めるなら、教師にもWell-beingが必要」「学習者に変化への適応を求めるなら、教師にも専門的成長が必要」という、「対称性」の発想です。
これは、日本の学校現場を考える上でも重要な視点かもしれません。
例えば、「主体的・対話的で深い学び」を実現しようとしても、教師が細かな実施方法まで固定された状態では、授業改善は「やらされる改革」になりやすくなります。
また、探究的な学びを支えるには、教師自身も、試行錯誤する、同僚と対話する、実践を振り返る、自分なりの教育観を問い直す、といった営みを行う必要があります。
Teaching Compassは、教師を単なる「教育政策の実施者」としてではなく、「教育課程の変化を担う主体(agents of curriculum change)」として捉え直そうとしています。
さらに、これは「教師の努力」だけに依存するモデルではありません。「教師が主体的に学び、挑戦し続けられる環境をどう支えるか」という問いを、学校組織や教育政策、教育関連企業、研究者に投げかけているようにも読めます。
Learning Compassだけを読むと、「未来の学び」の話に見えます。しかし、Teaching Compassまで視野を広げると、「その未来の学びを、誰が、どのような状態で支えるのか」という問いが見えてきます。
(出典)
OECD Teaching Compass:
https://www.oecd.org/en/publications/oecd-teaching-compass_8297a24a-en.html
OECD ティーチング・コンパス(教師の羅針盤):日本語訳
https://www.oecd.org/content/dam/oecd/en/about/projects/edu/education-2040/teaching-compass/Teaching%20Compass%20full%20document_Japanese%20translation%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%B9%20REV.pdf
OECD Learning Compass:
https://www.oecd.org/en/data/tools/oecd-learning-compass-2030.html
OECD ラーニング・コンパス(学びの羅針盤):日本語訳
https://www.oecd.org/content/dam/oecd/en/about/projects/edu/education-2040/concept-notes/OECD_LEARNING_COMPASS_2030_Concept_note_Japanese.pdf
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今,この先生に話を聞きたい(5)150分の1からの発信
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和歌山大学教職大学院 教授 豊田充崇
『和歌山県「教育の情報化」授業研究会』は、2017年開催のJAET全国大会(第43回 全日本教育工学研究協議会全国大会 和歌山大会)に向けて組織されました。当時は、教室に大型提示装置(プロジェクターか電子黒板)が普及し始めた頃で、コンピュータ室に集合してPCを使用することが標準的でした。先進的な学校であっても、1クラス分だけのタブレットがあり、その都度貸し出して共有して使用するといった状況でした。小学校へのプログラミング教育も導入前で、大会時の公開授業ではプログラミングの授業が注目されていました。
さて、当会の結成から10年が経過しましたが、主軸である和歌山大学教育学部附属小学校では、例年1月に「ICT活用授業研究会」を継続して実施しており本年度で19回目をむかえます(本年度は2027年1月30日開催予定)。ICT活用研究に特化した会を学校あげて20年近く継続しているケースは私の知る限りでは他にありません。第一回目の研究会では、JAETの歴代会長である堀田龍也氏、野中陽一氏そして現会長の高橋純氏、他には長年JAET理事を務められた木原俊行氏らが一堂に会するという豪華ラインナップでした。このICT活用授業研究会の資料を読み解くと、この20年間での変遷が手に取るように分かります。当時は、実物投影機やデジタルカメラの活用が中心で、現在のようなタブレット一人一台体制で生成AIを児童生徒が使うといった光景は全く予想できませんでした。今後は、次期学習指導要領での「情報の領域」に焦点を当てて、県内の先導的な実践を牽引していきたいと考えています。
なお、当会メンバーの実践事例は、和歌山県教育委員会「きのくにICT」にも活かされています。例えば、「きのくにICT」のサイトにある情報活用能力一覧表や、プログラミング指導案集などにも、当研究会メンバーの事例を提供していますのでぜひご参照いただければと思います。https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/501500/d00213120.html
一方で、和歌山県は地理的に不利な面もあり、なかなか全国的レベルの情報・実践事例などが共有できておりません。そこで、当会は全国的な研究会の誘致にも取り組んでいます(昨年度の例:https://www.d-project.jp/2025/images/D-Project_2026wakayama.pdf)。
まだまだJAET大会での発表件数などは増えていないのですが、今後は視野を広げ、自分たちの実践を価値づけするためにも、積極的に研究発表の機会を増やしていく予定です。なお、当会は、和歌山大学豊田研究室に拠点を置いていますが、他にも県内にLEG(LoiLo認定教育者グループ),GEG(Google Educator Groups),CEC(Canva Educators Community)といった団体もあります。それぞれの得意分野を活かして活動をおこなっており、年に一度はそれぞれの壁を取り去った合同の会(Wakayama Teachers FES:https://wakayamakenkyoui.note.jp/n/nf6f28a24192a)も実施しています。今後は、県内はじめ県外交流などもおこない、近隣の研究団体の皆様をはじめ同様な境遇にある研究団体様との情報共有や人的交流を深めていきたいと考えております。
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公益財団法人教科書研究センターから
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教科書研究センターでは、創立50周年記念事業環として、「教科書を使って探究学習コンクール2026」を実施(単年度)しています。また、コンクールの作品募集(児童生徒が直接応募)に向けて、探究学習における教科書の活用や、学校における具体的な実践等をテーマとしたウェビナーをこれまで4回にわたり開催してきました。各回のアーカイブ動画は、「探究学習を通した教科書の価値の再確認」がメインの内容となっており、個人での視聴はもとより、教育委員会、大学・学部、学校等における教員研修や授業研究等にもご活用いただける教材となっております。つきましては、各機関におかれまして、下記に掲載しておりますウェビナーのアーカイブ動画を幅広くご活用いただければ幸いです。併せて、「教科書を使って探究学習コンクール」につきましても、教育委員会や学校、附属学校その他関係機関等とのネットワークを通じて、広く児童生徒及び学校関係者の皆様にご周知いただきますよう、ご協力をお願い申し上げます。
◆「教科書を使って探究学習」ウェビナー(第1回~第4回)一覧は、こちら
acrobat.adobe.com/id/urn:aaid:sc:AP:8bc498fb-74fb-479b-988d-d109e4023a9d
(各回の概要、アーカイブ動画URL等を掲載)
◆教科書を使って探究学習コンクール専用サイトは、こちら
textbook-exploration.com/
◆教科書研究センターサイトは、こちら
textbook-rc.or.jp/
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