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2026.4.15

学校情報化認定 優良校紹介 学び続ける教師~情報機器を活用した授業研究~                   

久喜市立砂原小学校  教諭 齋藤 果織

1.はじめに

 本校は、令和4年度から久喜市教育委員会より「『久喜市版未来の教室』構想を踏まえた汎用的な資質・能力を育む先端技術を活用したSTEAM化された学び」の研究委嘱を受けています。校是「やってみよう」、学校教育目標「動く 楽しむ 切り拓く」を合言葉に授業研究に取り組んでいます。

2.学び方を学び、社会と繋がる総合・生活科

 総合的な学習の時間と生活科の時間は、学び方を学ぶ学習であると捉え、はじめに、総合と生活科に重点を置きました。

 令和5年度からは授業時数特例校制度を活用して総合と生活科の時数を15時間増やし、特に時間を確保して探究させたい場面に充て、探究学習を充実させてきました。4月には総合開きを行い、「自分で学ぶ力をつける時間が総合である」と子供たちと共通理解を図っています。その後、探究したことを他学年や保護者の方、地域の方に発信する場を設け、子供たちの学びが社会と繋がるよう働きかけています。

 学び方を学び、社会と繋がる学習経験を積むことで、子供たちは学びに一層主体的になりました。

3.教科の学習と情報活用能力

 総合や生活科で学び方の基盤を作りながら、令和6年度以降はその他の教科においても探究的な学び方を取り入れました。その中で、情報活用能力を育成しています。

 説明文の学習雨の様子

 例えば、1年生の国語の説明文の学習では、「何が書いてあるのかな」「大切な言葉や文はどこかな」と課題意識をもたせ、本文を打ち込んだスライドをデジタルで配付し、問いならばページを青、答えならば赤に変える活動を行いました(左写真)。

QRコードを読み取る様子

 また、参考資料をQRコードで読み取ってアクセスさせたり、話合いの様子を動画で撮って振り返らせたりする活動も取り入れました(右写真)。文章読解や話合いという国語の指導事項を押さえつつ、情報機器の操作スキルを身に付けられるよう、授業を展開しています。

 また、プレゼン作成時にイラストを引用する場面に合わせて著作権の指導をするなど、機器を使いながら情報活用能力を身に付けていくことを意識しています。

4.生成AIの活用

  (資料)生成AI導入講座資料

 保護者の方の同意を得て、生成AIの活用にも挑戦しています。例えば、生活科のおもちゃづくりでアドバイスを求めたり、外国語の発音チェックをしたり、作文の添削をしたりする場面で使用しました。
 生成AIを活用するにあたり、「生成AI導入講座」を行い、使い方や気を付けることを指導しています。(資料)特に、「生成AIは間違っていることがある」「自分で判断する力をつける必要がある」という意識をもたせるようにしています。

5.おわりに

 情報機器は、学びの場になくてはならないものになりました。子供たちにとって、文房具の一つになっています。その中で、確かな学びの場を提供できるよう、指導の仕方を常にアップデートしていく必要があり、学び続ける教師であることが重要であると痛感しています。

 今後も情報機器の活用を踏まえ、授業研究に努めていきたいと考えています。