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先進校一覧

 2021年度の学校情報化先進校は、下記の学校に決まりました。
 おめでとうございます。

 今年度は、11校の応募があり、学校情報チェックリストの自己評価結果、優良校認定時のエビデンス、 先進校応募時の情報を総合して、第一次審査を行い、応募カテゴリごとに上位の学校を訪問調査対象校に 選定しました。
 最終審査では、さらに訪問調査の結果を加えて審査し、最終的に4校を2021年度学校情報化先進校に 決定しました。
 第47回全日本教育工学研究協議会全国大会大阪大会の開会行事の中で、先進校4校を表彰する予定です。

 なお、先進校は、優良校の認定とは異なり、応募のあった学校の中から、その年の先進校を選定するものです。 先進校への応募は、優良校の認定期間中(3年間)であれば、何度でも応募可能であり、先進校の表彰を受けた 学校も、他のカテゴリへの応募は可能です。
 先進校への応募は、学校情報化優良校の認定が条件となっていますので、ぜひ、多くの学校に優良校の認定を 受けていただければと思います。

教科指導におけるICT活用

大阪府 大阪市立今里小学校

  どの単元の学習活動でICTが効果的に活用できるか、経験に裏付けられた確かな情報と見通しを、 すべての教員が活用計画として共有している。その学習活動を効果的に進めることができるように、 情報モラル、プログラミング教育を含む、各学年で育成すべき情報活用能力の指導目標も体系化され 、明確にされている。そして対面の授業の準備や実践,評価に関してICTを活用しているだけでなく、 体調不良で欠席する児童も授業に参加できるように、TEAMSを活用し、授業にオンラインでも参加できる 工夫と実践が行われている。また学習ドリル、各アプリケーションの利用についても、目的や内容に 応じて児童が選択利用できるように、経験をさせ、メディア選択できる力をつける指導も行われている。

東京都 日本体育大学荏原高等学校

  日本体育大学荏原高校は日常的にPC、iPad、プロジェクター、AppleTVを用いて、生徒の学習の理解を 高めようとする工夫がされている。教員は生徒からのフィードバックを受けたり、それを教員間で共有 したりして授業改善に継続して取り組んでいる。
 授業以外では、各部活での遠征や合宿で、通常の授業が受けられない場合でも、ロイロノートを介し て生徒の学習定着のための取り組みがされていること、また、オンライン及びオンデマンド教材による 個別学習、反転学習、繰り返し学習が行われている。
 これらの取り組みが進学実績の向上につながっていると考えられる。さらに、生徒主体のWebやSNSの発信、 オンラインイベント実施が行われ、それらが生徒の学びを促している様子がうかがえる。  このように日本体育大学荏原高校の教科指導におけるICT活用は、ICTをもちいた日々の授業改善のみに 留まることなく、家庭学習や部活動で対面授業に参加しにくい生徒への取り組みに寄与している。

情報教育

熊本県 球磨郡水上村立岩野小学校

  情報の収集力・要約力・発信力という観点で情報活用スキルの一覧を整理している。毎週1回ずつ朝の時間に 設定されているICTスキルタイムと、プログラミングやe-Sportsを取り入れた体育などの教科学習や、 持ち帰った端末による家庭学習により、スキルの習得と活用が図られている。独自のキーボード入力調査や、 情報活用能力に関する意識調査で情報活用能力の定着の検証まで行っている。さらに、企業や大学との連携を 行いつつ、遠隔合同学習や授業公開などで自校の取組を地域に広めており、先進校にふさわしいと言える。

校務の情報化

大阪府 大阪市立大和川中学校

  各種書類のペーパーレス化・校務情報のデジタル化はもとより、日常所見や学習関係データを管理職 や教員が共有・分析して日々の指導の充実に役立てており、”先を見越した指導 “ に転換できている。  また、それらの情報をもとに、教科指導の改善を図り、個別最適な学びの実現にも努めている 。例えば、中間テストを廃止し、学習支援システムを活用した単元・定期テストに注力することで、 単元ごとにきめ細かに学習状況を把握。個別指導へつなげ、学力を定着・向上させてきた。