先進地域一覧
2024年度
2018年度から、学校情報化優良校の認定を受けた学校が自治体で一定の割合に達した地域を学校情報化先進地域として認定しています。
応募基準を満たした上で、指定されたエビデンスをすべて入力し、訪問調査を受けた学校を対象に、学校情報化認定委員会が審査して選定します。
学校情報化先進地域への応募基準は、自治体において、学校情報化優良校の割合が80%以上であること(校種別に応募可能)です。ぜひ、多くの学校に優良校の認定を受けていただければと思います。
宮城県 岩沼市教育委員会
小学校4校 中学校4校(学校情報化優良校87%)
2024年4月6日〜2027年3月31日
北海道 富良野市教育委員会
小学校6校 中学校3校 義務教育学校1校 その他1校(学校情報化優良校100%)
2024年6月4日〜2027年3月31日
富良野市では、GIGAスクール構想以前より端末整備に取り組み、現時点で、ほぼ全ての学校で一人一台端末を授業で毎日活用し、持ち帰りも実施し学校と家庭とで継続的な学習を実現している。
特に、1. 加配教員3名が巡回しながらTT指導を行い、主体的・対話的で深い学びに向けた授業改善、MEXCBTの活用、家庭学習の取組など伴走型支援を行っていること。2. ICT支援員を2名採用し、機器設定や操作と校内での研修をしていること。3. 富良野市立学校情報活用能力体系図を作成し、小学生から中学生まで4つのステップに分け、この体系図をもとに各学校で活用見直しを図るとともに、達成状況について学校種間の引継ぎを行っている。
宮崎県 西米良村教育委員会
小学校1校 中学校1校(学校情報化優良校100%)
2024年8月16日〜2027年3月31日
西米良村では、教育委員会と学校が連携し,教育の情報化に関する継続的な取組が行われており,今後も実践・研究がさらに充実していくと予想される。村の特徴ある取り組みは,児童生徒が一人2台の端末を所持し,学校と家庭で異なる端末を活用し,ICT活用の充実が図られていることである。これらの端末を効果的に活用しながら,児童生徒が主体的に学びを進める授業実践が行われており,今後,さらなる教育の充実が図られると期待される。
熊本県 阿蘇市教育委員会
小学校5校 中学校3校(学校情報化優良校100%)
2024年10月7日〜2027年3月31日
阿蘇市教育委員会は、教育委員会が主体となり、サロン形式の学校訪問型の研修、阿蘇市委託のICT支援員によるプログラミング教育研修など、多様な形式での研修を行っている。ICTを活用したプレゼンテーションコンテストなど、表現力の育成及び情報モラル教育を進めており、他の地域の参考となる事例であった。
また、小学校5校と中学校3校との連携を取り教育の情報化を推進しており、今後のさらなる発展が期待される。
教育委員会の明確なビジョンを各学校の全教職員が理解した上で、着実に情報化が進められている。公簿の完全電子化、クラウドやチャットの効果的な活用等により働き方改革が進められている。学習におけるICTの活用は日常化している。複線型授業、生成AIの活用、家庭での児童生徒の主体的な学び等、これからの時代に求められる学びにおいてもICTが十分に活用されている。